@article{oai:iidawjc.repo.nii.ac.jp:00000132, author = {武分, 祥子 and 仲, 春奈}, journal = {飯田女子短期大学紀要, Bulletin of Iida Women's Junior College}, month = {May}, note = {application/pdf, 本稿は,イタリアのエミリア・ロマーニャ州の障害児・者支援の実情を,訪問および聞き取り調査に基づき検討したものである.今回の調査報告では,イタリアのエミリア・ロマーニャ州の2か所の施設調査より,先進国での障害児・者の主に地域保健 (医療, 福祉) の現状を把握し,その中での課題を導き出すことを目的とした.調査対象は,エミリア・ロマーニャ州にある①障害者のための地域保健センター 「コンテ・ロンカーティ」 および,②エミリア・ロマーニャ州地域事務所 (医療福祉) 担当者とした.2つの施設 (機関) の調査を通じて,2点が導き出された.第1にエミリア・ロマーニャ州の地域保健において,AUSL (地域保健センター)は障害児・者支援のハブ拠点ともいえる存在であることが明らかになった.このハブ拠点たり得る背景の理由として,この国の,この州の地域住民の「自分たちで何とかする」という伝統的な考え方や行動力が影響していると考えられた.また地方自治における州の権限の大きさが挙げられた.AUSL は,地域の障害児・者の生活における様々な問題を,州の政策へと結びつけていた.調査結果から導き出された点の第2に家族会という組織によって,当事者や家族が専門職同士を繋ぐ役割を担っていると考えられた.家族会は,各当事者および家族の生活における悩みや困難を引き出し,情報を共有し合い,問題解決のために専門職を動かす,繋げることを日常的に行っていた.}, pages = {141--149}, title = {イタリアのエミリア・ロマーニャ州における障害児・者支援 ―地域保健センター(コンテ・ロンカーティ)および州地域事務所調査より―}, volume = {32}, year = {2015} }