@article{oai:iidawjc.repo.nii.ac.jp:02000007, author = {清水,茂雄}, journal = {飯田短期大学紀要, Bulletin of Iida Junior College}, month = {May}, note = {application/pdf, 本論文において,『古事記の言象学的構造』の第4章,第14節から第17節までの内容が展開される.  『古事記』において,「ヤマタノオロチ」と呼ばれる「大蛇」は,言象学的文法論的には,名詞の言象であり,通例,「空間」として我々に周知のことがらであることが解明される.これに対応して,「ヤマタノオロチ」に食われそうになる「クシナダヒメ」は,「空間」と「時間」の関係における「時間」面から解明される.  次に,クシナダヒメを救い出し,彼女と結婚したスサノオノ命の子孫の系譜の最後に登場する「オオクニヌシノ神」は,言象学的文法論的には,「国家」の「底辺」的本質を意味する.国家の底辺的本質と人間存在の底辺的本質は同一であることが論証される.人間のエルゴン(本来的仕事・役割)は,「言葉が語りたいことがある」と呼ぶ動詞の声に「応じること」であるという『古事記の言象学的構造』論文全体の中核命題が示される.  (斜体表記は,言象学的文法における文法事項である)}, pages = {9--107}, title = {古事記の言象学的構造(その4)―「時」の源泉と歴史的世界 ―}, volume = {40}, year = {2023} }